日本のシュタイナー教育の第一人者である竹田喜代子先生をお迎えし、オンライン講座を開催しました。
自分たちが子どもの頃にはなかった、手軽で便利で強力なツール。恩恵を感じながらも、これでいいのだろうかという迷いをどこかで抱えていました。
先生は、一定の年齢に達していない子どもの発達における影響について、はっきりと問題点を示してくださいました。
海外ではすでにそのリスクが認知され、国家レベルで子どものネットやSNSへのアクセスを制限する動きがあるというお話にも、驚かされました。
また、検索やAIで簡単に答えが手に入っても、そうして得た情報は忘れてしまいやすいという経験的なお話にも、深くうなずきました。そして「いまは大人の方が依存や中毒になっているかもしれません」という言葉には、私自身もドキッとしました。便利さに助けられながら、頼りすぎている自分を思い当たったからです。
とはいえ、現実には、子どもたちがメディアや情報に触れる機会を完全になくすことはできません。そんな迷いに対して先生は、現実は現実として受けとめ、その中で何ができるかを考えましょうとお話しくださいました。
たとえば、明日の天気はすぐに調べられるけれど、「一緒に外に出て空を見てみようか?」と声をかけることもできる。
正しさだけにとらわれず、親子で自分たちなりのやり方を模索していく、その過程こそが大切なのだと教えていただきました。
先生の語られる言葉には、長年の経験からくる説得力と、子どもたちの健やかな成長を願う愛情ゆえの厳しさ、そして温かなユーモアがあり、子育て真っ最中の私たち親にとって、励ましのようにも感じられました。
これからの時代を、柔らかく、心豊かに歩んでいくヒントをたくさんいただいた、ありがたい時間でした。
(3年生 保護者)
