卒園児の親が語る「どんぐりで育った息子のその後」

2017年8/19(土)・20(日)メルヘン館にて開催しました「どんぐり自然学校 パネル展」にて、どんぐり幼稚園、土曜学校(どんぐり自然学校の前身)で学んでいたお子さんのお母さんに、現在大学生となったお子さんはどのような子に育ったと思うかをテーマに、お話をしていただきました。
どんぐり幼稚園・どんぐり自然学校に興味をお持ちいただいている皆様の参考にしていただければと思います。

「パネル展」で卒園児の親、語る

卒園児の母でAと申します。
あまり人前で話すことはないので不慣れですが、今日はどうぞよろしくお願いします。
今年23歳になる息子がどんぐり幼稚園の年長の1年間と自然学校の前身で土曜日だけの活動していた6年間の計7年間お世話になりました。
息子は今、茨城県の大学院の1年生で、地球環境学という学科で地理を勉強しています。
やはり自然学校で毎年屋久島に行った経験などから島などの地域研究に興味を持ったようで今も十島村に行ったり小笠原に行ったり一人どんぐりをしているような感じです。
今回、パネル展で話をして欲しいという連絡をちょうど息子の所への旅行中にいただきました。

どんぐりの子どもたち

息子と一緒に日光を観光して、Kさんの息子さんRくんがいる栃木で合流しましたので、息子やRくんにどんぐりからこういう依頼があったのだけど、本人たちはどんぐりで育った力は何だと思うと話をしました。
いろいろ話してくれて私が感じていることと同じだったので紹介します。

  1.  自然が好きで遊びを知っている
  2.  忍耐力・生活力が身についた
  3. 仲間との絆がある

ということを上げてくれました。

1.について・・・
自然が好きで、山登りも好き。ひとごみに疲れたりいやなことがあったりしたら、山登りや自然を見にゆくだけで元気が出る。
気分転換の仕方がわかってるし遊びを知っている。

2.について・・・
屋久島でのキャンプは普段の生活とは全然違うので、自分たちでご飯を作ったり低学年の面倒を見たり根気強く取り組むことが多かった。また命にかかわることなので先生方の指導も厳しい時もあり我慢強くなっていった。そして山登りなどで忍耐力がついたように思う。 生活の面では一人暮らしをするようになっても料理をするのが好きだったり家事がそう苦にならない。節約のために簡単なお弁当を作って大学に行くことも多い。

3.について・・・
どんぐりの友だちは学校の友だちとは全然違う。毎年キャンプに行って寝食をともにしたり一緒に山を登ったりアクシデントがあったりする中で絆が生まれた。ずっと会っていなくても久しぶりに会えば自然な感じがする。

と、こんな話を息子たちはしていました。

木登り大好き

実は今回の栃木への旅行は、私が幼稚園と小学校時代を過ごした栃木県の小山にも行きたいと思っていました。
Rくんに会った後行く予定にしていたら、Rくんも一緒に行きたいと言ってくれて一緒に小山に行って幼稚園や小学校を巡りました。
こんなおばさんの幼少期にも興味をもってくれて話を聞いてくれてうれしかったし有り難く思いました。
年の離れた大人とも対等に話ができるようになったんだなとしみじみ思ったところでした。

うちの子はひとりっ子ということもあり、どんぐりの大きな家族のような環境で育つことができてとてのよかったと思っています。
昨年息子がどんぐりを訪れた際も先生方に温かく迎えてもらえ本人も懐かしかったとうれしそうに話すので、ふるさとのような温かい場所になっているような気がします。

それから、どんぐりは子どもだけでなく親の学びの場でもありました。
子育てについて先生から教えてもらったことも多くありますが、私はシュタイナー講座にも参加してライアーという楽器に出会えたことも大きな出来事でした。楽器を購入して田原先生からライアーを学んで15年になります。
お母さんたちと一緒に取り組んだ財政活動では草木染めの作品を作って楽しみました。
今でも時々講座に参加しているので学びの場としてどんぐりとの関わりはずっと続いているように思います。

自転車に乗る小・中学生たち

息子は大きくなりましたが、この歳になっても心配事はたくさんあります。
高校を卒業して一人暮らしを始めると、本当に親がなす術はないというか信じるしかありません。
心配しながらもきっと大丈夫と思えるのは大切なことは伝わっていると信じているからなのかなと思います。
息子が「木を見るとき、根っこは上から下に大地にしっかり根を張り、幹や枝は下から上に空へと伸びていると教えてもらったことがいつも心に浮かぶ」と話していました。
水彩をする時に教えてもらったそうなんですが、こんな話を聞くと息子を信じられると思える瞬間だと思います。

改めてこどもたちがどんぐりで先生方に出会え自立した大人へ育っていけるように導いて頂いたことに深く感謝します。
ありがとうございました。


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